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スポーツにつきものの「捻挫」の治療法について

捻挫

スポーツの秋!!……につきものの「捻挫」について詳しく知りましょう

夏の暑さも通り過ぎ、すごしやすい気候の中、スポーツの秋がやってきました!

スポーツ、筋トレ、ランニング etc……皆さんはどんな運動をしていますか?^ ^

今回は、そんなスポーツにつきものな怪我の一つ、「捻挫」についてと、その「捻挫」の中で一番身近な「足関節」についてお話させていただきます。

捻挫とは?

「骨折」や「脱臼」のように、骨に異常を起こしてしまう怪我以外で、関節に無理な力がかかったり、捻ったりして起こる怪我のことを捻挫と言います。

具体的には靭帯や腱、軟部組織の損傷を起こしてしまうケガのことです。

捻挫

急性処置はまず「RICE」処置を

「捻挫してしまった!」と思ったら、すぐに治療することが大切!
急性の捻挫にはRICE(ライス)処置が今後の治癒度を左右すると言われております。

  • R(rest)……患部を安静にする。
    →とにかく安静にすることが大事。腫れてないから大丈夫と思っていると症状が悪化する恐れがあります。
  • I(Icing)……患部を冷やす。
    →とにかく早く冷やすことが捻挫の治りを左右します! 最低でも30分以内には冷やしましょう。
  • C(Compression)……患部を圧迫する。
    →患部を氷で冷やしながら、包帯で圧迫してあげると効果は上がります!
  • E(Elevation)……患部を心臓より高くあげる。
    →血液が患部に流れていくのを防ぎ、炎症を抑える働きがあります。

このR・I・C・Eの処置の有無で、今後の足関節の状態が左右してしまいますので、正しい処置が大切です!

※ぎっくり腰急性処置にも「RICE」処置が有効です※

ぎっくり腰になったら……原因と治療法をお伝えします!!

2017.09.26

慢性処置の方法は?

捻挫は、ちゃんと治療せずに放っておくとクセになり、何度も捻挫を繰り返してしまいます。
こうなるとRICE処置も無駄になってしまいます。

急性処置が終わった後は、患部の血流をよくしてあげて、関節周りの組織を柔らかくすることが大切です。

【なぜ捻挫は癖になるのか?】

関節を固定する靭帯は、捻挫をして一度伸びたら元に戻らないのです!

一時的に靭帯が伸びてしまっただけの軽い捻挫であれば、1週間ほどで痛みや腫れは引きますが、靭帯は完全に回復していません。
大体ここで治ったと勘違いして運動を再開し、再び捻挫をしてしまうことが多いのです。

そして、何度も捻挫を繰り返しているうちに靭帯が元の形状に戻らなくなってしまい、関節がグラグラと不安定になります。
これが、「捻挫が癖になった」と言われる状態なのです。

こうなってしまうと、例えば、本来足関節が負担すべき力を、膝や腰が庇って負担してしまい、膝痛や腰痛の原因になってしまうのですね。

ビファインでの捻挫の治療は?

鍼治療

はり治療で足関節周りの血流をよくし、組織を柔らかくすることが重要です!
緩んだ靭帯の代わりに関節を守るため、靱帯周りの筋肉が硬くなりすぎて、機能しなくなってしまうのを防ぎます。

また、炎症を起こしている患部に対し、炎症を抑える効果のある鍼灸を行うことは、とても理にかなったこと。

特にお灸には、炎症を抑える作用があるので効果的です!!

 

超音波療法

捻挫の超音波治療

関節周辺の腱や靭帯、軟部組織に対してアプローチができるため、鍼治療が苦手な方でも安心して治療が受けることができます。

テーピング

捻挫のテーピング治療

テーピングは緩くなってしまった関節の保護、可動域の制限に効果的です。
ですが、「捻挫が完全に治ってないけど、試合に出なくてはいけない」など、必要性が出たときや、不安があるときに使用するようにしましょう。

本来のテーピング保護の役割は、自分の筋肉で行うものです。
緩くなった関節の保護は、自身の筋肉を強化してサポートできるようにしていくことが大切です!

 

 

捻挫というものは、誰にでも、いつでも起こる身近な怪我ですが、足首が不安定なままだと、腰や膝に負担をかけることになり、余計な痛みの原因にもなります。
膝痛・腰痛のある方は、もしかしたらその痛みは捻挫からきているかもしれません。

ぜひ当院で辛さの根本をしっかり見極め、治療していきましょう!

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