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東洋医学を見直そう!!

東洋医学

ビファインが東洋医学である鍼灸に自信がある理由

病に行き着く前に「未病」を治すには昔ながらの東洋医学

みなさん、「未病」という言葉はご存じでしょうか?

「病気になっていない?」

いえいえ。その逆。
病気というほどではないけれども、病気になりつつある状態のことで、病気ではないけれども健康ではない事を示します。

健康診断や検査では異常がなくても、手足が冷えたり、肩こりが酷くて頭痛が出てしまったり、胃腸が弱くてすぐに胃が痛くなったり食欲がなかったり……。そうそう、疲れているのになかなか眠れない等も、未病に入るでしょう。

そんな未病を改善していくために一番おすすめなのが「東洋医学」。

私達人間の身体には、身体本来が持つ自己治癒能力や、生態活動のバランスを保とうとする力があります。
ですが、そうした自己治癒能力が衰えてきてしまったときに、病気というものになってしまうことが多いのです。

その自己治癒能力を本来のものに戻すのが得意なのが、鍼灸といった東洋医学なのです。

未病

生理不順なんかも立派な未病……

昔は当たり前だった鍼灸はいつしか……

西洋医学が当たり前になる前の、戦前の日本では、鍼灸や整体と言ったものはとても身近にある物でした。
※もちろん、薬は漢方ですね※

常に元気に仕事をしなくては、明日食べるものさえ手に入れられなかった昔は、病気になって倒れてしまうこと=死んでしまうことになります。
そうならないために、未病の段階で、常に働ける状態でいられるように、鍼灸で身体のメンテナンスをしていました。

腰痛や腹痛頭痛はもちろん、逆子などの治療にもお灸が使われるほど、当たり前にある治療法でした。

それが、戦後、アメリカに負けた日本にGHQが入って来た際に、「お灸で熱を当てても病気は治らない」「鍼を刺して病気を治そうなんて、なんて野蛮なのだ!!」と大昔から残っていた信頼のある治療法の鍼灸が追いやられてしまったのです。

こうして、病気になったら薬を飲む、手術をする、という西洋医学が主流となり、鍼灸は医療として見なされなくなってしまったというわけです。

漢方

昔は薬草に詳しいおじいさんなどが薬を作っていたことも……

そもそも鍼灸は陰陽五行説に基づいた理だった!?

少しだけ難しくて、ちょっと古臭いようなお話をしますが、そもそも鍼灸治療とは陰陽五行説に基づいた考えで成り立っています。

陰陽とは、全ての物事を陰と陽に分けて考えること。

陰陽

『陽』:太陽・昼・暖かい・火・動かす・出る・乾燥・南・春夏

『陰』:月・夜・寒い・水・鎮める・入る・湿潤・北・秋冬

二つの物を比べたときにどちらかを判断するという基準になる考えなのですが、人体にも陰陽があり、そのバランスが取れている状態がベストとされています。

そうですよね。
例えば、いくら、冷えるのが嫌だからと言っても、頭がのぼせてしまったり、汗が止まらなくなってしまうのもよくありません。

そして、五行説とは全ての物を「木火土金水」で分類する考え方。

五行
これは、互いに相生関係といって、相手を生み出す母子関係と、相剋関係と言って、相手を抑制する関係があります。

相生関係:木から火が生じ・火は木を燃やして土ができ・土は金を生み出す・金は水を生み出し・水が木を育てる

相剋関係:木は土を弱らせ・土は水を止める・水は火を消し・火は金を溶かす・金は木を倒す

この五行説、実は感情や臓腑なども表してもいて、「木は怒りで肝」「火は喜びで心」「土は思で脾」「金は悲しみで肺」「水は驚きで腎」を指しています。

なので、例えば、「思い悩む事があり、悩み苦しむ方に対して、何をくよくよしてるんだ!なんて怒ってしまったら(相克)、どんどん悪化してしまい、内臓を病んでしまった」なんて事例もあるのです。逆に、「同じように悩んでいる方に対して、喜ばせるように楽しい企画を立ててあげたら(相生)、悩みが晴れ、食欲も湧いてきた」なんてことも。。。

私達鍼灸師はこのように五行の考えに基づき、感情を扱えることも強みの一つにあるのです。。

今では見直されつつある東洋医学

このように、より自然に近く、人間の身体の根本から改善していく効果のある東洋医学。
高度成長期の一時はGHQにより、野蛮なもの、効果の見込みがないものとして追いやられてしまいましたが、色々な情報が入り、研究が進んできた昨今、東洋医学が見直され、病院医療でも鍼灸や漢方外来が作られるようになりました。

本当は、もっともっと気軽に、そして身近に鍼灸を受けられるようになって、誰もが毎日を「元気に」生活できるようになればと思っています。

ビファインではそうした鍼灸を身近に感じてもらえる架け橋になれるよう、日々研究を続けていきます!!

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