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体のプロが教える!快適な睡眠の取り方

快適な睡眠をとろう

梅雨時期の寝苦しさが始まりました

毎日、晴天かと思うと曇天になる……そんな日々が続くようになってきましたね。
そうです。「梅雨」が近づいてきたんです。

梅雨

梅雨時は高温多湿となり、

  • 「寝ても”スッキリ”しない」
  • 「夜中、寝苦しさから起きてしまう」
  • 「一日中、体がだるい」

なんてこともよくあります。

今日はそんな、高温多湿の日本で快適な睡眠を得るために、「梅雨時期に睡眠の質が落ちてしまう」「枕が合わず眠れず、すぐに起きてしまう」そんな方へ、耳寄りな快眠方法をお伝えします!!

湿気を上手にコントロールする

人間は就寝中、発汗するなどして体温を下げて、良質な睡眠を得るようにできています。
ですが、梅雨時期など、湿度が高いと汗をかいても肌から蒸発しなくなってくるため、体温が低くなりにくく、寝苦しい思いをしてしまいます。
それによって、夜中に度々起きてしまうのが、梅雨時期の不眠の原因となるのです。

人間が快適に眠ることが出来る室内の湿度は50%~70%くらいが最適です。
ですが、6月7月は優に「80%越え」の日々が続いたりしますよね……。

ですので、5月から9月までは快適な睡眠湿度を保つため、エアコンのドライ機能を使ったり、除湿器を使ったり、空気清浄機の除湿機能を使うと良いでしょう。

エアコンの冷たい風が苦手な場合(><)

もし、エアコンの冷たい風が苦手で、寝室にエアコンを置いていない場合は「凍らせたペットボトル」を部屋に置いてみてください。
なんと、凍らせたペットボトルに結露が生じて、部屋の除湿効果が出るんです
もちろん、ペットボトルの下にはお皿やトレイ等、水に濡れても大丈夫な受け皿を用意しておきましょう。

他にも、竹炭をかごに入れ部屋の片隅に置くのも効果的。

さらには、新聞紙を置いても効果があるんです。
実は、新聞紙は他の紙類と違って、紙質が粗く表面がデコボコしているため、湿気を吸い込いやすいんです。

体温の調整も大切

人間の身体は、昼から夜になるにつれて体温が上がっていき、夜になると上がった体温が下がっていきます。
この体温が下がりはじめるときに人間は「眠たい」と感じるように出来ているのです。
ですので、夜の入浴時にはしっかりと身体を温めることが大切なんですね。

リラックスするには38度から40度くらいのぬるめのお湯が最適。
あまり熱いと交感神経を刺激してしまい、余計目が冴えてしまいます。

そして、お風呂から上がって30分ほどすると、体温が下がりはじめるので、眠くなりやすくなるのです。

自分の身体に合った枕を使う

夜寝るときから、朝起きた時までずっと同じ姿勢のままだという人はいませんよね?
そう、人間は寝ているときにも寝返りをうつので、仰向け・左右の横向きと、枕には頭3個分」の横幅が必要になるのです。

あまりに枕が小さいと寝返りをするときにも無意識に小さくなってしまい、睡眠効果が半減してしまいます。
枕は出来るだけゆったりしたものを選びましょう。

自分に合った枕を見つけるポイントは……

枕の高さ 枕のすきま
  • 枕との相性を決めるのは、枕の「高さ」。
  • 寝ている時の理想の姿勢は、立っている時の自然な姿勢をパタンと横に倒した状態。
  • 壁に背中をつけて立ったときの首の後ろの隙間を、寝た時にぴったり埋めてくれる枕が最適

枕の当て方

まず、枕=頭に乗せるだけ……というのは、実はNG

枕 間違い

枕とは首を支えるための物なので、しっかりと枕が肩口に沿うように引き寄せましょう。
この際、平たい枕ですと立体的な曲線が形作られず、隙間が出来たりしてしまうので、首に沿ったアーチが出来ている枕を選ぶと良いでしょう。

枕 正しい

その他の快眠のためのポイント

睡眠は「10時から2時」に寝るのが大切なのではなく「入眠からの2〜3時間」をいかに快適に過ごすかが大事。

食事の時間と、就寝前の飲み物が大事。食事は、眠る3〜4時間前までに済ませましょう。
また、就寝前にカフェインの入った飲み物や、冷えた飲み物は飲まないようにしましょう。

アロマで嗅覚からリラックス

アロマというのは、鼻から入って脳や自律神経に働きかける成分が入っています。
眠る前ならラベンダーローズ、そしてカモミールなどの香りを嗅ぐと自然と体がリラックスモードに!

寝るには1~2時間の「リラックスタイムを設けてみましょう。
アロマを嗅ぎながら、気の張らない内容の軽めの読書をしたり、静かな音楽を流したりと、寝るまでの余裕を持ってみるといいでしょう。

さらにデスクワーカーに朗報

普段デスクワークで身体より脳を使っている方や、睡眠前に頭を使ってしまい覚醒してなかなか寝付けない方にも、良い睡眠に入る対処法があります。
脳の乾燥重量の40%はタンパク質でできており、神経伝達物質の原料も、それをキャッチする受容体もタンパク質で出来ているのです。

そして、タンパク質は冷やすことにより機能低下を引き起こすことができるので、寝る前に頭を氷枕やアイスノンなどで冷やすと、覚醒してしまった脳を強制的に鎮めることが出来るのです。
この結果、目が冴えて眠れない方でも「ス……」と眠りに入ることができるようになるので、ぜひ、試してみてください!!

良い生活は良い睡眠によって左右されます。

これから熱帯夜を迎える日本。
ぜひ、こうしたアイデアを利用して、疲れを翌日に持ち越さない睡眠をとってください!!

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