
第1回:「足りないものを補う」大切さを知った少年時代
Contents1 代々続く「医師家計」の末っ子として誕生2 ガキ大将の心にあった「おばあちゃんの教え」3 小...
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スタッフブログ
私は高校を中退していますが、実はその後に大学へ通い、卒業しています。さまざまな人たちと出会い、人種差別の実情を体感しながらタフになったオーストラリアの旅から帰国して、すぐに大検(大学入学資格検定)を取りました。
なぜ、改めて進学しようと思ったのか。理由は若者らしいといえば若者らしいのですが、今思えば気恥ずかしくもあります。
オーストラリアから帰国した19歳のときに、付き合っていた彼女に振られました。彼女は短大生。私は高校中退からの海外放浪帰り。最初の半年ほどは、海外でのタフな経験から私も強気で、付き合いはうまくいっていました。
しかし、いつまでも仕事もせずにフラフラしているわけにはいきません。実質的には中卒である自分にできる仕事が限られていたということもあり、パン屋さんやスーパーの鮮魚コーナー、引越し会社のトラックドライバー、建設現場の作業員、工場の作業員、不動産会社の物件案内など、さまざまなアルバイトを転々としました。
信じられないことに、アルバイト先では「学歴差別」がありました。中卒の自分と大学生では同じように働いていても時給が違う。そんなこともざらにあったのです。中卒という劣等感を如実に味わう。そんな場面に直面して、一つひとつの仕事が長続きせず、すぐに投げ出してしまうようになりました。いつしか、仕事というものに対して自信を失っていました。
そんな状況は、彼女を失望させるのに十分でした。彼女は服飾デザイナーを目指し、短大で専門的な勉強をしていました。将来のビジョンが明確な彼女と、仕事も続かないのに見栄を張って偉そうなことばかり言う自分。愛想を尽かされて当然だったと思います。
しかし今にして思えば、あのとき彼女に振ってもらえたことが大きかったのです。振られたことが悔しくて、私は大検を取ることを決意しました。彼女を見返すためにはどうすればいいか。「相手が短大卒なら、自分は四大卒になろう」。……笑われるのは覚悟の上で明かしますが、本当に理由はそれだけだったのです。
19歳の秋に大検を取得して、とある大学を受けてみたら合格しました。そのまま大学へ進学。結局、高校を卒業して一浪しているかつての友人たちと何も変わらないことになりました。
大学では高校時代とは違い、新しい友だちや彼女ができ、遊び呆けていました。学食で友だちとダラダラ話し込んだり、車に炭を積んでバーベキューに行ったり。自分なりに青春時代をエンジョイしていました。本を読むのは相変わらず好きだったし、遊ぶのも楽しかった。それまでと比べて、とても落ち着いた時期でした。
私は今でも、大学に、そして大学時代に付き合ってくれた友だちや彼女に、心から感謝しています。あまりにも居心地が良かったせいか、卒業するのに5年かかってしまいました。
大学時代に私が与えられた最も大きなものは「心の安定」だったのだと思います。大学に通い始めてからは一人暮らしで、荒れた家庭から離れることもできました。一人の部屋で過ごし、朝は彼女に起こしてもらう。大好きな祖母に会うためだけに、ちょくちょく実家へも顔を出す。そんな、穏やかで幸せな日々でした。
よく「日本の大学生は勉強しない」などと言われますが、私は個人的には、そんな風にバカみたいに過ごす時期があってもいいと思っています。心の安定は、自分の人生を、これからの目標をじっくり考える時間を与えてくれます。10代の終わりという大切な時期にそんな時間を持てるのは、素晴らしいことではないでしょうか。
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